オフィスの雰囲気を一新し、さらに魅力的な空間を作りたいとお考えの皆さん、「ウォールグリーン」の導入はいかがでしょうか?
壁面を植物で装飾することで、空間全体が華やかになり、訪れる人々に癒しとリフレッシュ感を提供します。デスク周りや会議室、ロビーなど、オフィスのどんなスペースにも設置でき、スペースに応じて柔軟に対応可能です。限られた空間でも効果的にグリーンを取り入れ、仕事の効率やモチベーションを高めることができます。
ウォールグリーンは導入と維持にかかる費用・時間が気になるところですが、人工の植物であるフェイクグリーンを活用することでコスト面の問題を大幅に緩和できます。
この記事ではフェイクグリーンを使ったウォールグリーン(壁面緑化)について、メリットとデメリット、おすすめの緑化アイテムについて解説していきます。
ウォールグリーンでフェイクグリーンがオススメな理由
ウォールグリーンは、壁面を植物で装飾することで空間全体の見た目と雰囲気を向上させるインテリアデザイン手法です。
視覚的な癒し効果とリフレッシュ効果を提供し、訪れる人々に快適でリラックスできる環境を作り出します。特にオフィスや店舗では調和のとれた空間を演出し、スタイリッシュでモダンな印象を与えることができます。また、ウォールグリーンは音を吸収する効果もあり、静かで集中しやすい環境を作ります。
さらに、多様なデザインオプションにより、企業のブランドイメージに合った独自のスタイルを創り出すことができます。
フェイクグリーンを使用すればメンテナンスが容易になり、特に忙しいオフィス環境には最適です。エコフレンドリーな選択肢としても評価され、再生可能な資源や環境に優しい素材を利用することで、環境保護にも貢献できるでしょう。
ウォールグリーンでフェイクグリーンがオススメな理由
ウォールグリーンとして壁に設置する際、フェイクグリーンは多くの利点があります。ここでは、フェイクグリーンの具体的なメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
お手入れの手間がかからない
フェイクグリーンの大きな利点は、水やりや剪定が不要で手間がかからないことです。自然の植物は定期的なメンテナンスが必要ですが、フェイクグリーンはその必要がありません。忙しいオフィスや店舗では、植物の手入れに時間を割くのが難しい場合がありますが、フェイクグリーンなら設置後も常に美しい状態を保てます。これによりスタッフの負担が軽減され、他の業務に集中できるでしょう。
植物の種類や特徴を気にしなくてよい
フェイクグリーンは、季節や環境に関係なく好きな植物を導入できるのが大きな魅力です。自然の植物は光や温度、湿度などの条件が必要ですが、フェイクグリーンならこれらを気にする必要がありません。
たとえば、冬でも夏の花を楽しめたり、日陰に日光を必要とする植物を配置したりできます。育成の難しさや特徴を考慮せずにデザインや好みに合わせて自由に選べるため、理想的なグリーン環境を簡単に実現できることも魅力の一つです。
設置場所を選ばない
フェイクグリーンは設置場所を選ばない柔軟性が魅力です。壁に設置することで、スペースを有効活用しながら美しい緑を楽しむことができます。
さらに壁がない場合でも、パーテーションや仕切りを利用して設置することが可能です。これにより、オフィスや店舗のどのエリアでも簡単にグリーンを取り入れることができます。
フェイクグリーンにはデメリットもある
メリットの多いフェイクグリーンですが、いくつかデメリットもあります。まずは、人工物であるため成長を楽しめないことです。自然の植物は日々成長して季節ごとに変化しますが、フェイクグリーンにはその楽しみがありません。
また、ホコリや汚れが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要です。特に細かい部分にホコリが溜まると見た目が悪くなるだけでなく、本来ならアレルギーフリーであるはずのフェイクグリーンがアレルギーの原因になってしまうこともあります。
さらに、安価な製品を選ぶと質感や見た目が本物と異なり、すぐにフェイクと見抜かれてしまう場合があります。これは特に商業施設やオフィスのエントランスなど、人目に触れる場所で問題となることが考えられます。
これらの点を考慮し、フェイクグリーンはできるだけ質の高いものを選ぶことが重要です。高品質なフェイクグリーンは、見た目が自然で、本物の植物と見分けがつかないほどリアルです。初期投資が高くなりますが、長期的には手入れの手間が少なく、コストパフォーマンスに優れた選択となります。
ウォールグリーンでよく利用されるフェイクグリーン
ウォールグリーンとして一番おしゃれで人気のあるフェイクグリーン商品としては、「フェイクアイビー」が挙げられます。アイビーとはツタ(蔦)の一種で、観葉植物としても人気です。
人工的に作られたフェイクアイビーは、そのリアルな見た目とツタのように垂れ下がるデザインで多くの人々に好まれています。以下にその魅力をまとめます。
- リアルな見た目:
フェイクアイビーは本物のツタに非常に近い見た目を持ち、自然な雰囲気を演出します。葉の質感や色合いも本物そっくりで、訪れる人々を楽しませてくれます。
- 手入れ不要:
水やりや剪定などのメンテナンスが一切不要で、美しい状態を常に保てます。忙しい日常の中でも手間がかからないため、オフィスや店舗に最適です。
- 設置の柔軟性:
壁面全体を覆うように設置でき、スペースを有効活用しながらデザイン性を高められます。パーテーションや仕切りにも簡単に取り付けられるため、どんな場所でも活用できます。
- 空間のアクセント:垂れ下がるデザインが壁面に動きを与え、空間全体をスタイリッシュに見せます。自然な曲線が空間に柔らかさと活気をもたらします。
フェイクアイビーは、オフィスや店舗のインテリアに取り入れることで、手軽におしゃれなグリーンウォールを実現できるため、多くの場所で利用されています。
何を選ぶか迷った際は、ぜひフェイクアイビーを使って美しいウォールグリーンを作り上げてみてください。自然の癒しとスタイリッシュなデザインを兼ね備えた空間が、訪れる人々に強い印象を与えることでしょう。
まとめ
ウォールグリーンを選ぶ際、お手入れの手間を考えるとフェイクグリーンが最適です。フェイクグリーンは水やりや剪定が不要で、常に美しい状態を保てます。また、季節や環境に左右されず、どんな場所にも設置可能です。アレルギーの心配もなく、虫が発生するリスクもありません。
リアルな見た目と手軽さを兼ね備えているため、オフィスや店舗のインテリアに最適です。フェイクグリーンを選ぶことで、手間を省きながらも美しい緑の空間を簡単に実現できます。
さらにフェイクグリーンは多様なデザインや種類があり、どんなインテリアスタイルにもマッチします。耐久性も高く、長期間にわたってその美しさを保つことができます。これにより頻繁に交換する必要がなく、コストパフォーマンスも優れています。
忙しい業務中でも、手軽に自然の癒しを取り入れられるフェイクグリーンをぜひお試しください。おしゃれで快適なオフィス作りを楽しみながら、働く環境や訪れる人々にリラックスした雰囲気を提供しましょう。フェイクグリーンの魅力を最大限に活用して、美しい緑のウォールグリーンを実現してみてください。
監修
舛田 羊一
- 舛田建築design研究所CEO
- 春うららかな書房 家具事業部 部長
- 一級建築士、環境経営士、宅地建物取引士
大手家具メーカーで家具の設計、国内上場企業のオフィスプランナーとして勤務。その後、2015年に現研究所を設立し、国内外のミュージアムプロデューサーやライブラリーなどの空間プロデューサー兼デザイナーとして活動中。
春うららかな書房では、空間プロデューサーとしてオフィス空間のトータルプロデュースを行っている。
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