緑視率を高めるとオフィスの業務効率があがる理由とは?

これまでのビジネスシーンでは、無機質なオフィス空間が当たり前とされてきました。

しかし昨今では、緑視率をうまく活用してオフィス環境を改善している企業が増えています。

緑視率とは「緑の量を占めす指標で、人間の視界に入る緑の割合」のことで、緑には心を落ち着かせ身体をリラックスさせる効果や、視覚疲労の緩和にも効果があり、さらに、「緑視率が10~15%」の環境では最もストレスが減ってパフォーマンスが向上することが分かっています。

そこで今回は

  • 緑視率を高めることで得られる効果とは?
  • オフィスに簡単にグリーンを取り入れる方法

について解説します。
【参考】緑視率 https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/word/15/327920/101000034/

少し前のビジネスの世界では、売り上げや業績に注力する余り、業務環境は改善されずストレスを感じる人が増加の一途をたどっていました。

そんな中、グリーンをオフィス空間に取り込み緑視率を上げることで、さまざまな物理的・心理的効果が得られることが分かり、オフィスの緑化に取り組む企業も増えています。

そこで、緑視率を高めることで得られる効果について、以下にまとめたので詳しく解説していきます。

グリーンのあるオフィスのエントランス

緑視率を高めることで得られる効果とは?

少し前のビジネスの世界では、売り上げや業績に注力する余り、業務環境は改善されずストレスを感じる人が増加の一途をたどっていました。

そんな中、グリーンをオフィス空間に取り込み緑視率を上げることで、さまざまな物理的・心理的効果が得られることが分かり、オフィスの緑化に取り組む企業も増えています。

そこで、緑視率を高めることで得られる効果について、以下にまとめたので詳しく解説していきます。

森林の中で背伸びをする女性

従業員の生産性の向上

グリーンには心を落ち着かせ、集中力を高める効果があることが分かっています。オフィス空間における緑視率を高めることで、従業員へのリラックス効果が期待されて作業効率も上がり、結果、生産性向上につながるといわれています。

ある年の環境省でのアンケート調査では、オフィス緑化をしている企業で働く従業員の42%の方が、「集中・生産性のプラス効果」を実感していると回答しました。

オフィス空間にあるグリーンが業務効率化に好影響をもたらしていることが、この数字からも分かるでしょう。

参考:環境省 「オフィス緑化に関する優良事例調査報告書」
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/private_participation/health/greenoffice_report.pdf

空気の浄化作用

植物には空気中の化学物質である、ホルムアルデヒドなどの有害物質などを吸収する作業があるといわれています。

通常のオフィス内は、エアコンはありますが基本的に閉ざされた空間のため、空気清浄効果を持ったエコプラントと呼ばれる植物の導入を検討する企業も増えています。エコプラントとはアメリカ航空宇宙局のNASAが研究結果から名付けた植物の総称で、サンセベリアやポトスといった観葉植物のことをいい、それらは空気清浄の役割を果たすことで知られており、オフィスの緑化に適している植物として人気があります。

オフィスにグリーンを取り入れる方法

オフィス緑化を考える上で、予算や担当者の選定、オフィスの動線を考えてどこに設置するかなどの計画も重要です。

そこで、オフィスに簡単にグリーンを取り入れる方法について、以下にまとめました。

緑視率の効果

観葉植物を設置

観葉植物を設置する場所によって観葉植物の大きさを変えると、見栄えも良く、おしゃれな空間を演出できます。また、メンテナンスが大変なものは管理する上で手間と時間がかかるため、観葉植物を選ぶ時は、手入れが簡単で機能的な植物を選びましょう。

フェイクグリーンを設置

フェイクグリーンは手間がほとんどかからないため、メンテナンスはホコリやごみを定期的に掃除する程度で済みます。また、種類も豊富で、オフィスのイメージにあった色や配置の工夫が可能なため、目隠し代わりに省スペースのパーティションタイプのフェイクグリーンを設置することも可能です。

管理も簡単で枯れる心配もないフェイクグリーンは、使い勝手が良く手軽にオフィス緑化が始められるでしょう。

壁面やインテリアにグリーンを設置

オフィスによっては、観葉植物などを設置する場所がなく、費用や管理的にも難しい場合もあるでしょう。そのような場合でも、緑視率を高める方法として、壁一面にグリーンを取り入れた壁紙を張ったり、部屋のインテリアとして額に入ったグリーンの絵を飾ったりするなど観葉植物やフェイクグリーン以外のアイテムを取り入れる方法があります。

室内のインテリアを工夫することで、身近にグリーンを感じられるオフィス空間を作りましょう。

専門の業者に相談

観葉植物やフェイクグリーン、オフィス空間のコーディネートなど、独学で考えてオフィスの緑化をすることは可能ですが、同時に手間や時間もかかります。その点、専門業者への依頼であれば、イメージした空間作りを先方から提案してくれ、計画から設置までのトータルでお任せできて非常に便利です。また、メンテナンスも含めた契約をすることも可能なため、オフィス緑化を初めて考える方には心強い味方となるでしょう。

今では、レンタルサービスも充実しているので、大掛かりな緑化に取りかかる前にレンタルサービスを利用して、どのような効果があるのか、実際に試してみることも検討してはいかがでしょうか。

まとめ

オフィスにグリーンを取り入れると、従業員はグリーンを見ることで「安らぎ」や「落ち着く」などの心理的効果を得られ、リラックスした状態で業務を行うことで集中力が上がり、作業効率が上がりやすくなると考えられます。さらに空気を浄化する効果もあることが分かっているので、オフィス緑化のメリットは十分あるのではないでしょうか。

 

緑視率を考えるイメージ

グリーンを取り入れることで得られるさまざまなメリットを理解したうえで、オフィス環境に応じた緑化を進めるのが良いでしょう。しかし、多すぎるグリーンは圧迫感やうっとうしさを感じる人もいるため注意が必要です。最もパフォーマンスが向上するとされる「緑視率10~15%」の範囲でオフィスの緑化を進めていきましょう。初めてオフィス緑化の導入を検討している方は、やみくもに観葉植物を置かずに、実績のある専門業者への依頼をおすすめします。

 

本記事が、緑化率の効果を調べている方や、オフィス緑化を検討している方への参考となれば幸いです。

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