オフィス向け観葉植物のメンテナンスのご紹介


 

観葉植物はオフィスに自然の癒しをもたらし、社員のリフレッシュ効果を高める素晴らしいアイテムです。しかし、植物を健康に育てるためには適切なメンテナンスが欠かせません。

ここでは、自社スタッフで行う観葉植物のお手入れ方法と、プロの専門業者にメンテナンスを依頼する方法について詳しくご紹介します。観葉植物の管理に関する基本的な知識を身につけ、オフィスの環境をさらに快適で美しいものにしましょう。

卓上グリーンを眺める男性

観葉植物のメンテナンスって何?基本を押さえて植物の健康を保とう

観葉植物は、オフィスに自然の美しさと癒しをもたらす素晴らしいアイテムです。しかし、観葉植物も生き物であるため適切なお手入れが欠かせません。お手入れを怠ると植物は元気を失い、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。観葉植物の健康を保つためには、基本的なメンテナンスをしっかりと行うことが重要です。

観葉植物のメンテナンスには、定期的な水やり、剪定、葉面のふき取り、追肥、そして害虫対策が含まれます。これらの作業を適切に行うことで、植物は元気に育ち、美しい状態を保つことができます。水やりを忘れると植物は乾燥し、過剰な水やりは根腐れの原因となります。剪定を怠ると形が乱れ、葉面のふき取りをしないと光合成が妨げられます。追肥によって必要な栄養素を補給し、害虫対策を行うことで病気から植物を守ることができます。

グリーンメンテナンス風景

知っておきたい!観葉植物のお手入れ5つのポイント

観葉植物をオフィスで健康に育てるためには、基本的なお手入れ方法をしっかりと理解しておきましょう。

観葉植物は適切なケアをすることで元気に育ち、美しい状態を保つことができます。具体的なお手入れ方法について学び、オフィスの観葉植物を美しく保ちましょう。

ウォールグリーンでフェイクグリーンがオススメな理由

ウォールグリーンとして壁に設置する際、フェイクグリーンは多くの利点があります。ここでは、フェイクグリーンの具体的なメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

白を基調としたスタイリッシュなオフィス風景

お手入れの手間がかからない

観葉植物をオフィスで健康に育てるためには、基本的なお手入れ方法をしっかりと理解しておきましょう。

観葉植物は適切なケアをすることで元気に育ち、美しい状態を保つことができます。具体的なお手入れ方法について学び、オフィスの観葉植物を美しく保ちましょう。

意外と難しい?観葉植物の正しい水やり方法

水やりは観葉植物のお手入れの基本です。例えば「パキラ」の場合、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるのが良いでしょう。頻度は季節によって異なりますが、夏場は週に1回、冬場は2週間に1回程度が目安です。水が鉢の底から流れ出るまでしっかりと与え、受け皿にたまった水は捨てるようにします。根腐れを防ぐためにも、過剰な水やりには注意が必要です。また、観葉植物の種類によっては、葉に霧吹きで水をかけて湿度を保つことが必要なものもあります。「フィカス・ベンジャミナ」などは、葉が乾燥しすぎないように定期的に霧吹きで湿らせると良いでしょう。

初心者でもできる!観葉植物の簡単剪定ガイド

剪定は観葉植物の健康を保ち、見た目を美しくするために必要な作業です。

「モンステラ」の場合、枯れた葉や古くなった葉をハサミで切り取ります。剪定は月に一度行うと良いでしょう。切り口には、病気の予防のためにアルコールで消毒したハサミを使用します。また、観葉植物が成長しすぎて形が乱れた場合にも、剪定を行ってバランスを整えることが重要です。剪定することで、新しい芽が出やすくなり、植物全体が健康になります。

光合成をサポート!葉の表面をピカピカに保つ方法

葉面のふき取りは、観葉植物が健康に育つための重要な作業です。

例えば「サンスベリア」の葉は、柔らかい湿った布で優しく拭き取ります。ほこりがたまると光合成が妨げられるため、2週間に1回程度の頻度で行いましょう。また、葉の表面に水やホコリがたまると、病害虫の発生リスクも高まります。葉の裏側も忘れずに拭き取ることで、植物全体の健康を保つことができます。特にオフィス環境では、定期的な葉面のふき取りは欠かせません。

成長を促す!観葉植物に必要な栄養補給のコツ

観葉植物には定期的な栄養補給が必要です。

「ベンジャミンゴム」の場合、成長期の春から秋にかけて、月に一度液体肥料を与えます。液体肥料は水に薄めて使用し、土が乾いているときに与えると吸収が良くなります。また、固形肥料を使用する場合は、根元にまんべんなく撒くようにします。冬場は成長が緩やかになるため、追肥の頻度を減らします。観葉植物の種類に応じて適切な肥料を選び、過剰な肥料を与えないように注意することが重要です。

これで安心!観葉植物の害虫対策完全ガイド

観葉植物には害虫がつくことがあります。

例えば、「ポトス」にアブラムシがついた場合、市販の害虫駆除スプレーを使用するか、石鹸水をスプレーして対処します。葉の裏や茎に害虫が潜むことが多いため、定期的にチェックして早めに対処することが重要です。また、天然の害虫対策として、ニームオイルを使用する方法もあります。ニームオイルは害虫を寄せ付けにくくし、植物に優しいためおすすめです。害虫が発生しにくい環境を作るためにも、定期的な観察と適切な対策が必要です。

失敗しない!オフィスでの観葉植物のベストポジション

観葉植物をオフィスで美しく健康に育てるためには、適切な置き場所を選ぶことが非常に重要です。置き場所を間違えると、植物が光不足や過度の直射日光、風通しの悪さ、温度変化などでストレスを受け、元気を失ってしまうことがあります。観葉植物は明るい間接光を好み、風通しが良く、エアコンや扇風機の風が直接当たらない場所に置くのが理想です。また、温度変化が少ない環境も大切です。これらの要素を考慮して、オフィスの中で最適な場所に観葉植物を配置しましょう。

次に、季節ごとのケア方法について詳しく見ていきます。観葉植物を季節に合わせたケアで元気に育てるためのポイントをご紹介します。

明るい場所

多くの観葉植物は、明るい間接光を好みます。例えば、「ポトス」や「ドラセナ」などの植物は、直射日光が当たらない明るい場所が最適です。窓辺やカーテン越しの光が差し込む場所に置くと、植物が健康に育ちやすくなります。直射日光は葉焼けを引き起こすことがあるため、避けるようにしましょう。特に、南向きの窓際は光が強すぎることがあるので、レースカーテンを使用して柔らかい光を当てる工夫をし、反対に北向きの窓際では光量が不足しがちなので、植物育成ライトを併用することも検討してみてください。

風通しの良い場所

風通しの良い場所は、観葉植物にとって理想的です。空気の流れがあると、植物が新鮮な空気を吸収しやすくなり、成長が促進されます。また、湿気がこもらず、カビや病害虫の発生を防ぐ効果もあります。オフィス内の風通しの良い場所を選んで設置しましょう。例えば、窓を開けられる環境や、エアフローの良好な場所が適しています。空気が滞る場所に植物を置くと、根腐れやカビの原因になることがありますので注意が必要です。

エアコンや扇風機の風が当たらない場所

エアコンや扇風機の風が直接当たる場所は、観葉植物にとって良くありません。冷たい風や乾燥した風は、植物の葉を傷めたり、乾燥させたりする原因となります。例えば、「サンスベリア」や「フィカス・ベンジャミナ」などの植物は、エアコンの風を避けた場所に置くか、風が直接当たらないように工夫して配置します。長時間の冷風や温風は葉が乾燥しストレスを与えるため、風の当たらない場所や風量を調整することが大切です。

温度変化の少ない場所

観葉植物は一定の温度を好むものが多いです。急激な温度変化は植物にストレスを与え、成長を妨げる原因になります。特に冬場は窓際の寒い場所や暖房の近くを避け、一定の温度が保たれる場所に置くことが大切です。例えば、夜間に冷え込みやすい場所や、日中に温度が急上昇する場所は避けましょう。観葉植物の適温は一般的に18~25度と言われていますので、その範囲を保つよう心掛けましょう。

湿度の管理

オフィス環境はエアコンなどで乾燥しがちです。観葉植物にとって適度な湿度が必要ですので、加湿器を使用して湿度を保つことも考えましょう。例えば、冬場の乾燥した時期には、加湿器を使って湿度を40~60%程度に保つと、植物が健康に育ちやすくなります。また、霧吹きで葉に水をかけることも効果的です。特に「アンスリウム」や「カラテア」などの高湿度を好む植物には定期的な加湿が必要です。

プロにお任せ!観葉植物のメンテナンス業者のメリットとは

オフィスの観葉植物を健康に美しく保つためには、定期的なメンテナンスが必要ですが、忙しいオフィスワーカーにとって、その手間をかけるのは難しいこともあります。そんな時に便利なのが、観葉植物のメンテナンス業者です。以下に、メンテナンス業者を利用するメリットについて詳しく説明します。

グリーンのメンテナンス風景

メリット1:プロの手による完璧なケア

観葉植物のメンテナンス業者を利用する最大のメリットは、プロの手による完璧なケアが受けられることです。月額費用はかかりますが、水やり、剪定、肥料の施し、害虫対策など、お手入れのすべてをプロに任せることができます。専門知識を持ったスタッフが定期的に訪問し、植物の状態をチェックしながら最適なケアを行うため、植物が常に健康で美しい状態を保つことができます。

メリット2:時間と手間の節約

オフィスワーカーが日常業務の中で観葉植物のメンテナンスを行うのは難しいですが、メンテナンス業者に任せれば、その手間を省くことができます。業者が定期的に訪問してメンテナンスを行ってくれるため、オフィスのスタッフは植物のケアに時間を割く必要がなくなり、本業に集中することができます。

メリット3:植物の提案と設置もお任せ

業者によっては、オフィスに適した観葉植物を提案し、設置まで行ってくれるところもあります。例えば、日当たりや湿度などのオフィス環境に最適な植物を選定し、配置のアドバイスも行います。これにより、オフィスの雰囲気を一層引き立てる美しいインテリアを実現できます。

メリット4:既存の観葉植物のメンテナンスも対応

すでにオフィスに設置している観葉植物がある場合でも、メンテナンス業者に依頼することができます。業者は既存の植物の健康状態をチェックし、必要なケアを行います。これにより、植物の寿命を延ばし、いつまでも美しい状態を維持することが可能です。

メリット5:季節ごとの適切なケア

観葉植物のケアは季節によって異なります。プロの業者は、季節ごとの適切なケアを行うことで、植物が一年中健康で美しく育つようにサポートします。春には新しい成長を促し、夏には暑さから守り、秋には冬に向けての準備を整え、冬には休眠期のケアを行います。

まとめ

観葉植物をオフィスに設置することで、空間の美しさや従業員のリフレッシュ効果が期待できます。しかし、健康に育てるためには適切なメンテナンスが欠かせません。観葉植物の置き場所選びや季節ごとのケアが重要で、これには時間と手間がかかります。

自社でメンテナンスを行うか、プロのメンテナンス業者に任せるかをしっかり検討することが大切です。専門業者を利用すれば、プロによる完璧なケアを受けられ、時間と手間を節約できます。業者は植物の提案や設置、既存植物のメンテナンスも対応してくれるため、生き生きとした状態を常に保つことができてオフィスの雰囲気を一層明るくしてくれるでしょう。

観葉植物のメンテナンスを自社で行うか業者に任せるかは、オフィスの状況に応じて決めましょう。どちらを選ぶにしても適切なケアを行い、美しいオフィス空間を維持することが重要です。観葉植物の力を最大限に活用し、快適で魅力的なオフィスを作りましょう。

鉢がスタイリッシュなグリーン

監修

舛田 羊一

舛田 羊一

  • 舛田建築design研究所CEO
  • 春うららかな書房 家具事業部 部長
  • 一級建築士、環境経営士、宅地建物取引士

大手家具メーカーで家具の設計、国内上場企業のオフィスプランナーとして勤務。その後、2015年に現研究所を設立し、国内外のミュージアムプロデューサーやライブラリーなどの空間プロデューサー兼デザイナーとして活動中。
春うららかな書房では、空間プロデューサーとしてオフィス空間のトータルプロデュースを行っている。

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